京象嵌

  • 伝統工芸/京都府

象嵌はシリアのダマスカスで誕生した金属装飾技術です。その技術は8世紀には、シルクロードを経て京都に伝わったといわれております。のちに京都では鉄生地に布目状の細やかな溝を刻み、純金・純銀を打ち込み、漆焼きを繰り返す独自の技術が進化し、今日の京象嵌へと発展を遂げました。


16 世紀以降は刀鍛冶の埋忠家と正阿弥家が刀剣への装飾技術として進化させ、繊細かつ優美な京象嵌へと大成させました。武士の世が終焉を遂げると、象嵌はその後、美術工芸品やアクセサリーなどに用いられるようになり、現在では、京都の代表的な伝統工芸技術の一つとして高く評価されています。当社の象嵌はすべて当社の工房で職人がひとつひとつ丁寧に作製したものです。


京象嵌ならではの精巧で優美な世界をお楽しみいただけます。

京象嵌
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